お菓子作りを楽しむ上でそろえておきたいのが、製菓型です。
お菓子作りのためにわざわざ製菓型を集めるって、なんとなく敷居が高い……そんな風に考えていませんか?
製菓型があればいつものお菓子も、あっと言う間に上級者級の出来栄えに早変わりするんです。
今回はお菓子作り初心者はもちろん、上級者までそろえておきたい製菓型11選を紹介します。
- 製菓型を購入する前に知っておきたい基本的な知識
- お菓子作り初心者から上級者までそろえておきたい製菓型11選
- 製菓型のお手入れ方法について
maiスイーツブロガーのmaiが詳しく解説します!
製菓型を購入する前に知っておきたい基本的な知識
製菓型の主な材質は6種類
製菓型の材質で主流なのは、
- 紙製
- シリコン製
- アルタイト製、ブリキ製など
- 銅製
- アルミ製
- ステンレス製
です。
紙製の製菓型は低コストで用意ができ、また使い切りなため洗い物を減らせると言うメリットがありますが、熱の通りが低くレシピ通りの時間で焼成しても時間が足りていない事も。
シリコン製は焼き菓子だけでなく冷菓にも対応しており、複雑なデザインでも型離れが良いと言う特徴を持っています。ただし熱の通りは金属製には劣るため、焼きムラになりやすい事があります。
アルタイト製、ブリキ製などは熱通りが良くどんな焼き菓子でも綺麗に焼き上げる事ができます。また丈夫なため型持ちが良いのが特徴ですが、サビに弱く空焼きなどのお手入れが大変というデメリットも持ち合わせています。
銅製は数多くある製菓型の材質の中で一番の熱通りを誇りカヌレなど高温で焼き上げる菓子に向いていますが、温度調節が難しいので初心者には不向きな型です。
アルミ製は銅に次いで熱通りの良い材質で、生地を均一に焼き上げてくれるのが特徴的です。特にシフォンケーキを焼くのを得意としています。デメリットは衝撃に弱く変形しやすいこと。
ステンレス製は冷菓を得意としておりムースやババロアなどに向いており、サビに強いと言う特徴を持っています。ブリキに比べると熱の通りが穏やかです。焼成の際は必ず敷紙が必要。
テフロン加工・シリコン加工・フッ素加工の製菓型は空焼きは不要
製菓型の中でも金属製のブリキやアルタイト型などは、型離れの向上や付着した機械油を除去するために空焼きと言う工程を行う必要がありますが、テフロン加工やシリコン加工、フッ素加工の施された製菓型は、加工の効果が失われてしまうため空焼きは不要です。
共底と底取れの違い
共底とは型と底板が一体化している型のことを言い、底取れは型から底板が取り外せる型のことを言います。
共底は湯煎焼きするお菓子やゆるめの生地に適しており、底取れはレアチーズケーキなどのひっくり返して外すことのできないお菓子に適しています。



底取れしか持ってない場合はどうしたら良いの?
底取れで湯煎焼きしたい場合は、あらかじめ型の底面をアルミホイルで覆う事で、お湯が染み込むのを防ぐ事ができますよ。その際アルミホイルは、側面も覆うくらいの高さにすると◎
お菓子作り初心者から上級者までそろえておきたい製菓型11選
デコ型


お菓子作りをするなら必ず一つは持っておきたいのが、デコ型です。
デコ型はジェノワーズからガトーショコラ、チーズケーキやプリンまで焼くことのできるオールマイティな型です。
そんなデコ型を使用してケーキを作るとき、例えば4号と言う表記をすることがありますよね。号は尺貫法という計算方法に由来しており、1寸は3cmで4×3=12cmという計算方法で表すことができます。
下記にデコ型の主要サイズ一覧と最適な人数をまとめて見ましたが、最適な人数に関してはあくまでも目安ですのでケーキをメインで食べるのかデザートとして食べるのかで変わって来る事を、頭の片隅に置いておくと良いでしょう。
デコ型の主要サイズ一覧と最適な人数
| 主要サイズ | 最適な人数(目安) |
|---|---|
| 12cm(4号) | 2人〜4人分 |
| 15cm(5号) | 4人〜6人分 |
| 18cm(6号) | 6人〜8人分 |
| 21cm(7号) | 8人〜10人分 |
スクエア型


デコ型と双璧をなすのがスクエア型で、こちらも持っておくと何かと便利な製菓型の一つです。
ホームパーティのおもてなしやSNSにも映える型なので、人気が高いです。
また、ケーキの断面を際立たせることができるため、いつものケーキと雰囲気を変えたい時にお勧めです。
スクエア型の主要サイズ一覧と最適な人数の目安も下記にまとめました!基本的にはデコ型と同じと考えて良いでしょう。
スクエア型の主要サイズ一覧と最適な人数
| 主要サイズ | 最適な人数(目安) |
|---|---|
| 12cm×12cm(4号) | 2〜4人分 |
| 15cm×15cm(5号) | 4人〜6人分 |
| 18cm×18cm(6号) | 6人〜8人分 |
パウンド型


スタイリッシュな長方形が目印のパウンド型は、パウンドケーキ以外にもテリーヌやフィナンシェなど幅広く作ることができる万能型です。
お菓子作りだけに使うと思われがちかもしれませんが、意外にも料理の際にも重宝するのがパウンド型です。
基本のパウンド型の他にも、
- 側面が垂直に近く高さがありたっぷり生地が入るドロワー型
- より細長いフォルムが特徴的なスリム型
と呼ばれる型があります。
パウンド型は長さ18cmの型が基本サイズとなっており、幅や深さはメーカーによっては異なる場合があることに注意が必要です。



シーンによって様々なサイズのパウンド型を使い分けるのがオススメ
マドレーヌ型


焼き菓子の定番であるマドレーヌ型も、1台は持っておきたい型に挙げられます。
1個から焼ける単体型とまとめて焼ける天板型があるので、好みによって使い分けると◎
マドレーヌ型を選ぶ時は、型の模様がくっきり出るものと型離れが良いものを選ぶのがポイントになります。
フィナンシェ型


金融家を意味するfinancerに由来するフィナンシェは、長方形の型で焼き上げることがもっぱらですが、オーバル型や動物モチーフなどもあり実は型の種類が豊富です。
マドレーヌ同様に、1個から焼ける単体タイプとまとめて焼ける天板型タイプの2種類が主流です。
メーカーによって浅型と深型があり、焼き上がりの雰囲気を変える事もできます。
型の構造上、敷き紙を敷くことができないので型離れの良さはしっかりとチェックしておきたいところです。
マフィン型


丸いフォルムがころんとしていて可愛いマフィン型は、マフィンやカップケーキを焼くのに適していますが、パン焼きとしても使用することができます。
ぜひ、そろえて欲しいのは紙製のマフィンカップではなく天板型タイプです。
製菓型の材質についての項目でも紹介しましたが、紙製のマフィンカップと天板型では熱の通りが段違いです。
綺麗に焼きたい!という方は、天板型を一つは持っていて欲しいです。
タルト型


タルト型と言えば真っ先に思い浮かべるのが、側面が波型になっている丸くて浅い型です。タルトリングよりも敷き込みが簡単なので、1台あると活躍します。
お菓子作り初心者に断然お勧めなのが、浅めの底取れタイプ。基本のフルーツタルトにピッタリです。一方で、キッシュやパイを作る時にお勧めしたいのが深型タイプです。
サイズはデコ型やスクエア型と同じく⚪︎号あるいは、⚪︎cmで表されるのが一般的です。
タルト型の主要サイズ一覧と最適な人数
| 主要サイズ | 最適な人数(目安) |
|---|---|
| 12cm(4号) | 2〜4人分 |
| 15cm(5号) | 4人〜6人分 |
| 18cm(6号) | 6人〜8人分 |
クッキー型


丸やハートといった基本系から動物モチーフ、複雑な型までとにかく種類が豊富なのがクッキー型の魅力の一つです。
クリスマスやハロウィンなどその時々のイベントやシーズンに合う型がそろっているのも、クッキー型の特徴とも言えます。
クッキー型は押下後も絵柄が残るスタンプタイプや、金属・プラスチック製の抜き型が一般的です。



ルーラーやシルパン・シルパットと併用することで、より均一で綺麗な生地に仕上がりますよ
他の製菓型に比べて安価な値段で購入できるのも、クッキー型ならではと言えるでしょう。
シフォンケーキ型


真ん中が筒状になっているのが特徴的なのがシフォンケーキ型は、型選びが一番重要です。
最近では、トールサイズという背の高い型も人気ですが、普段使いをするのであれば通常のシフォンケーキ型で十分。
材質は熱の通りが良いアルミ製を選ぶのがベターで、紙製はコスパは良いものの熱の通りがあまり良くないのでお勧めはいたしません。
シフォンケーキは型外しが難しいお菓子でもあるので、こだわりがなければ底が取れるタイプの型を選ぶのが無難。
型のサイズは17cmがメジャーですが15cmや21cmといったサイズもあるので、レシピによって使い分けても良いかと。
ロールケーキ天板


ロールケーキはオーブン付属の天板ではなく、専用の天板で焼成するようにしましょう。と言うのも、オーブンに付属している天板は中央部分が盛り上がっているので、生地を流すと底が平らになりません。
天板の種類は正方形と長方形がありますが、形やサイズはお好みで選んでも大丈夫です。
一点、気を付けるべきポイントは、オーブン付属の天板との奥行きの兼ね合いです。せっかくロールケーキ専用の天板を購入したのに、乗らないと言うことにならない様にだけは気を付けましょう。
セルクル


セルクルは、底のないリング状または四角形などの枠型のことを指します。
ムースやケーキを組み立てる時に使用するので、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
そんなセルクルは冷菓だけでなく焼き菓子にも使えるので、セルクル単体で使用するのはもちろんデコ型やスクエア型と併用したりタルトリングとして使用したりと使い方は多岐に渡ります。
お手持ちのデコ型やスクエア型に合わせたサイズのセルクルを1台は持っておくと役に立ちますよ。
製菓型のお手入れについて


材質によって手入れ方法が異なりますので、下記を参考にしてみて下さい。
| 材質 | お手入れ方法 |
|---|---|
| 紙製 | 使い捨てのため手入れ不要。 |
| シリコン | 洗剤でよく洗い、水気を拭き取ってよく乾燥させる。 |
| アルタイト・ブリキなど | 水洗いは避け、キッチンペーパーなどで軽く汚れを拭き取る。 |
| 銅 | 洗剤でよく洗い、水気を拭き取ってよく乾燥させる。 |
| アルミ | 洗剤でよく洗い、水気を拭き取ってよく乾燥させる。 |
| ステンレス | 洗剤でよく洗い、水気を拭き取ってよく乾燥させる。 |
| テフロン加工・シリコン加工・フッ素加工 | 洗剤でよく洗い、水気を拭き取ってよく乾燥させる。 |
この記事のまとめ
以上が、初心者から上級者まで絶対にそろえておきたい製菓型11選でした。
製菓型は、材質によって熱の通りの良さや焼き上がりの違いが出たりするのが、興味深いところです。使用シーンに合わせて最適な型を選べば仕上がりもプロ級に♩
今回は代表的な製菓型を取り上げて見ましたが、一口に製菓型と言っても種類は様々ありますので何を選ぶのか?は、作り手の個性によるところが大きいです。
この記事を参考にして、ぜひお好みの型を見つけてみて下さいね!


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